【東京・春日】4年連続ミシュラン掲載!うなぎの「わたべ」へ行ってきました

土用の丑の日が近かったため、
美味しい鰻を求め、東京 文京区小石川にある
うなぎの「わたべ」へうな重を食べに行きました♪

ショップカード

「わたべ」のショップカードは全3種類。

1つのお店にショップカードが3種類も
用意されていることに驚きました!
( もしかして、オーナーもショップカード好き…? 笑 )

▷ 1

サイズ : 名刺サイズ(91×55mm)
厚み  : 180kgくらい ( 個人的な感覚です )
紙   : 不明。ややクリームがかった色で、
     和紙を感じるような凹凸があります。

1番シンプルなデザインのショップカード。
こちらだけ、紙色・紙質が異なっています。
表面には、変体仮名*の店名「和多遍」、
裏面には、お店の情報が記されています。

変体仮名*については、「ショップカード」の最下部にて
簡単な解説をしています。ご興味のある方はご覧ください。


▷ 2

表面にはローマ字で店名が記載されています。
裏面は鰻のローマ字表記(UNAGI)の頭文字「UNG」。
UNGはわたべさんがされているフードトラックの暖簾(のれん)にも
同様のロゴが使われています。

▷ 3

表面は2枚目のカードと同じデザイン。
裏面は、可愛らしいうなぎのイラストが。

こちらのイラストは「ウナグラム」と名付けられ、
若い層のお客様にも興味をもってもらえるように、と
Tシャツ等のオリジナルグッズにも使用されています。

こういったところから「わたべ」さんは、伝統がありながら、
・タクシーを使ったデリバリー
・日本初のうなぎ専門店によるフードトラック
・オリジナルデザイングッズの販売
など、さまざまな新しいことに挑戦されており、
すごく応援したくなる鰻屋さんだなぁと感じました。
( 単純にいただいたうな重が美味しくて、また伺いたいと思っていますが(笑 )

ちなみに、UNGのロゴとウナグラムは、
「クリエイター・オブ・ザ・イヤー」(2019年)を受賞した
アートディレクター川腰和徳さんがデザインされています。

ショップカードではうなぎが左下を向いて並んでいますが、
フードトラックの写真やTwitterを拝見すると、
右上を向いて並んでいるので、うなぎとかけて
「”うなぎのぼり”に繫盛するように」、という
想いも込められているのかなぁと感じました。
また、イラストのうなぎは、
UNAGIのN(反転していますが)にも見えますね。

変体仮名 (へんたいがな)

現在使われている平仮名は「あいう…」と全50音の各1種類ですが、
昔は、ひとつの音に対して複数の形があったそうです。


そもそも平仮名は中国で使われていた漢字を、
早く書けるよう文字の一部を省略することで生まれた言葉で、
たとえば、「あ」を例にすると、

現在使われている「あ」は「安」という漢字が原型となっていますが、
昔は「安」をもとにした「あ」(=現用字体/いわゆる平仮名) だけでなく、
「阿」をもとにした「あ」や「愛」をもとにした「あ」(=変体仮名)が
同様に使われていたのです。
これは、「あ」だけではなく、
「い」…「ん」のすべての平仮名にいえることです。

以上のように、
『現在は使われていないが、当時使われていた複数種類の仮名』
を「変体仮名」といいます。

じゆうを<br>もとめるひつじ
じゆうを
もとめるひつじ

ショップカードについて記事を書いていたのに、気づいたら変体仮名について調べていました。
(しかも、ちょっとおもしろい…。笑) 下記に私が参考にしたHPリンクを貼っています。
分かりやすく書いてあるので、ご興味のある方はご覧ください。
こんな学びがあるなんて、ショップカードは奥が深いですね…。

参考:国文学研究資料館 -「くずし字って何?」 https://www.nijl.ac.jp/koten/kuzushiji/post.html

お店の概要

東京都文京区小石川で1947年に創業し、
約70年余り続く老舗のうなぎ料理専門店「わたべ」。
鰻は愛知県一色町から仕入れており、
蒸してから焼きあげる"関東風"のうなぎが特徴です。

「ミシュランガイド東京」に2018年から2021年まで
4年連続でビブグルマンの店として掲載されている名店で、
伝統的なうな重だけではなく、
フレンチ仕込みの創作料理も提供しています。

また、2020年12月から、うなぎのフードトラックも開始。

訪問の記録

1回目の訪問

2021年7月末。

少し早めに最寄り駅の「春日」へ向かい、
「小石川後楽園」へ立ち寄りました。(要予約)

1時間程度お散歩をして、
お腹のコンディションもばっちり!(はらぺこ)

いざお店に向かうと、
土用の丑の日が近いこともあり、ほぼ満席でした。

外観

道路沿いに目印の看板がありました。

脇道から来てしまったため、
表の道路から店舗が全然見えず、
こんなところに本当にあるの⁉という第一印象でした。

シンプル和モダンな外観。

玄関扉が透明ガラスで店内の様子がよく見えるため、
初めての訪問でも入店がしやすい雰囲気です。

内観

店内は和テイストの落ち着いた空間で、
私は半個室の4人掛けテーブル席に案内していただきました。

お店自体は約30席で、個室もあるようです。

いただいたもの

お品書きはこちら。

お酒が進みそうな一品料理もたくさんありましたが、
今回はうなぎをしっかりと味わいたかったので、
「うな重 特上(肝吸付)」(¥4,840-) をいただきました。

注文してから焼き始めるようで、
注文から約50分後に、ようやくうな重が到着!

通常より少し時間がかかったようで、
事前にスタッフの方から
「ごはんの大盛を無料で対応させていただきますが…」
とお気遣いをいただきましたが、
今回は通常盛りでお願いしました。
※通常は注文から約30分程で出来るようです。

私は通常盛りでお腹一杯になりましたが、
日頃よく食べる同行者が大盛にし、
すごくお腹いっぱい…!と言っていたので、
一般的に通常盛りで十分ご満足いただける量だと
思われます。

重箱のモダンな絵柄と木のおぼんが可愛い。
絶対美味しいやん…。

わくわくして重箱を開けると、
隙間なく綺麗に並べられたうなぎと
食欲をそそるタレ匂いが…!

丁寧に骨抜きされたうなぎは、
身が厚くて食べ応えがあるのに、
ふっくらしていて、とても美味しかったです!

個人的には、今まで食べたうな重で、
1・2位を争う美味しさでした。

肝吸は、お店でしか味わえない大ぶりの肝が入っており、
ホッとする優しいお味でした。

お漬物は、個人的にあまり得意ではないのですが、
どれもあっさりとした味付けで食べやすく、
食間にお漬物をはさむことで、
味と触感を良い意味でリセットすることができるという
お漬物の役割を改めて感じることができました。

次回、状況が落ち着いていれば、
日本酒と一品料理、
もしくはコース料理も味わいたいものです。

帰り際、レジで販売されていた佃煮を1種類、
「川エビの佃煮」(100g/605円) をテイクアウトして、
お家で日本酒と共にいただきました。
※川エビの他、あさり・昆布・ざっこ・あみ・しらす、があります。

この時、ブログに載せるとは思っておらず、このような写真しかございません…。参考までに。

こちらは濃いめの味付けで、
お酒とともに ”ちまちま” いただく
おつまみにぴったりでした。

残った佃煮は、
炊き込みご飯にするかお好み焼きの具にするかで迷った結果、
お好み焼きの具としてアレンジしていただきました。

良い出汁がでて、かつ、触感のアクセントにもなり、
いつものお好み焼きがいつも以上に美味しくなりました。

店員さんの接客も心地よく、
シンプルにうな重がとても美味しかったので、
またぜひ伺いたいなと思います♪

お店の情報

わたべ

東京都文京区小石川1-9-14
アトラスタワー小石川 1F
03-3812-7448

地下鉄都営三田線ほか春日駅 A5出口から徒歩1分

営業時間 11:30~14:00 ( LO. 13:30 )
     17:00~21:00 ( LO. 20:00 )
〈売店〉 11:00~20:00
 
休  日 水曜日・木曜日
座  席 全30席 / 予約可
喫煙禁煙 全席禁煙
     分煙可・昼間は禁煙
     ( 個室が空いていればランチでも喫煙可 )
カ ー ド  利用可( VISA・Master )
駐 車 場  なし ( 近隣にコインパーキング有 )
そ の 他  夜はお酒をお飲みの方に限り、
     432円のお通し代がかかります。
     

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